なかなか結婚してから子どもに恵まれず、半ばあきらめていたところで妊娠が判明しました。すごく嬉しくて夫婦で飛び上がって喜びました。妊娠が分かって以降、自分で毎月のお腹の写真を記念に撮ってきましたが、臨月が近くなりそろそろベビー用品をそろえたりしようと思い、買い物に出かけたところ、ベビー用品店で写真館の案内のチラシを見つけました。
何気なしに手にとってみたところ、マタニティフォトが載っていました。自分の大きくなったお腹にそっと手を置くそのモデルさんの表情に一目ぼれしてしまい、私も絶対に撮りたいと思い写真館へ問い合わせをすることにしました。
電話での写真館の方の対応はすごく親切で、女性スタッフの方が撮ってくれるとのことで安心できました。主人も誘ってみると、将来子供に見せてあげられるし素敵なことだと喜んでくれましたし、絶対に自分も一緒に写ると張り切っていました。
確かに、考えてみると自分で毎月撮っている写真も妊娠の記念と同時に将来子供に見せてあげたいという気持ちから撮っていましたし、せっかくなのでプロに綺麗に撮ってもらいたいという気持も大きかったです。
実際にフォトスタジオに行ってみると、かなりドキドキしましたが主人と二人で大きくなってはちきれそうなお腹に手を置くと、自然にホッとした気持ちになれました。でも主人も私も緊張からかどこかぎこちない笑顔でカメラの前に立っていたのですが、お腹の赤ちゃんがそれを見かねたのかこれまでで一番の激しいドンという蹴りをしてきました。
これには私も主人もびっくりしてしまい、お互い顔を見合わせて大笑いしました。その瞬間をパシャパシャ写真に撮ってもらい、一気に緊張もほぐれました。スタッフの方に「もしかして蹴られました？」と聞かれ、二人で笑いながら「はい、思いっきりやられました」というやりとり、すごく楽しかったです。終わってみるとあっという間に時間は過ぎ去り、すごく幸せで楽しい時間を過ごすことが出来ました。
出来あがった写真を見てみると、私も主人もお腹に手を置いて大爆笑をしています。あえて大爆笑をしている写真を選んだのですが、すごく楽しい雰囲気が伝わってきますし、何よりお腹の子供とのコミュニケーションから生まれた一枚というのが嬉しくて選びました。絶対に将来子供に見せながらこのときの話をしたいと思います。すごくいい思い出になりました。マタニティフォトを撮って本当に良かったです。